フィボナッチ比率とはなんぞや
イタリアの数学者フィボナッチさんにちなんで名づけられた数列の事を言います。
フィボナッチ比率とはどんなものかを簡単に説明した後に、為替にどうとりいれるかかる～く説明しようと思います。
この数列はどんな数列の事をいうのか基本的な事を書くと、
0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377…
と、こんな感じで1+1からからはじまり前の二つの数字を足して延々と繰り返される数字がフィボナッチ数列の基本になります。
この数列の比をとり並べていくと、
1/1、2/1、3/2、5/3、8/5、13/8、21/13、34/21…
さらにさらにわかりやすく少数で並べていくと、
1、2、1.5、1.666…、1.6、1.625、1.61538461538⋯、1.6190476⋯
1.6⋯⋯と何かの数字をあらわそうとしてますよね。
実はこの数字、黄金比 1.61803に近づいているのです。
この黄金比は自然界でも見ることができるのですが、ひまわりの種の部分の配列だったり、芸術の世界だとモナ・リザ、最近だと企業ロゴのデザインにも取り入れられたりしています。
相場の世界では変動幅のポイントや抵抗（チャートの上でのサポートやレジスタンス）として意識する比率になります。
意識している比率という事だけで100％その部分で抵抗・反転するわけではないのであくまでも推測する上での参考程度の数値と考えておけばいいのではないかと思います。
そしてこのフィボナッチ数列を使用した手法をフィボナッチ・リトレースメントといいます。
フィボナッチ数列のどの数値をつかうんよ？
相場の世界では『半値戻し』や『1/3押し』といった言葉を聞いたことがあると思います。
フィボナッチ・リトレースメントでは、フィボナッチ数列から導き出される、
「11.4％」「23.6%」「38.2%」「61.8%」「76.4%」といった比率を意識してトレードしていきます。
この比率をチャートにどうイメージするかわかりやすく図に表すとこんな下の図のようになります。
フィボナッチ数値
赤い線を親波と考えて、戻しが 38.2％、50.0％、61.8％になってここが押し目になるかも？などと意識してチャートを見ます。
私の場合、この比率を相場強そうなトレンドの時は「38.2%」が押し目になりそう・・・かも？
この辺りでロングエントリーしておいて38.2％の下の比率に近い所にストップロスを置いておこう。
トレンドが弱いときは・・・「61.8%」が押し目にくるかも・・・？その辺に指値をいれておこう。で、チャートの様子を見つつさらに上の比率付近にストップロスかな？
なんて事をチャートを見ながら考えてトレードしています。
私は為替投資家としてはまだまだ若輩者なのでそんなに上手くはいかないのですけどね。
次に簡単にですがMT4にどの数値を、どうやって設定するかを書いていこうと思います。
MT4のフィボナッチ比率（参考）
変更前
MT4のデフォルトの数値。
【0】【23.6】【38.2】【50】【61.8】【76.4】【100】
変更後
100％以下の設定
【0】【11.4】【23.6】【27.2】【38.2】【50】【61.8】【72.8】【76.4】【88.6】【100】
100％以上の設定
【111.3】【127.2】【138.2】【150】【161.8】【178.6】【200】
くらい数値を設定しておけばとりあえずいいのではないかと思います。
フィボナッチの設定は、使う人の好みもあるのでこの数値も参考程度でお願いします。
MT4設定方法（参考）
例 フィボナッチ数列 1.618％をMT4に追加したい場合
① MT4のフィボナッチの設定画面を開く。
② 追加ボタンを押す。
③ レベルの設定に1.618と数値を入れる。
④ 説明に161.8=$と書く。
#説明の部分に=$ は何ぞや？と思うと思うのですが、これを書いておくとフィボナッチ・レベルが指しているペアの値段が細かくでるのでものすごい便利ですよ。
画像は私のフィボナッチ・レベルの設定画面になります。
fiboreference
レベルの設定は追加したり削除したりと順番はバラバラなのですが参考までに。
#MT4の画面ではこんな感じで見れません。
#見やすく画像を切っては貼り付け切っては貼りつけと加工しました。
#こういう小さいウィンドウの大きさ変えられないんですよね。面倒くさかった・・・。
後々記事を書いていこうかと思うのですが、
ハーモニックパターンという手法でバタフライやガートレーといったパターンで『78.6』という数値が出てきます。
そのために私は『78.6』を入れてます。
他にも入れたい数値はあるのですが数値を全部入れようとすると見にくくて見にくくて・・・。
いまのところ私は画像のとおりに数値をいれています。
フィボナッチ数列からMT4への設定についてざっくりと書きましたが、参考程度に読んでいただけたら幸いです。
投資は自己責任で。
